みなさんこんにちは、トラごんです。
今回は、旅行や出張で海外に行く人には、絶対に見てほしい、「病気・医学」の内容です。
特に、途上国に行く人や長期旅行者は必読です。
よく、「インドで原因不明の腹痛に襲われた」とか、「アフリカでなぜか下痢が止まらなかった」などの情報を聞いたことがあるかと思いますが、
先進国からの旅行者が途上国で1ヶ月を過ごした場合、半数以上が病気になる
との報告が有病率研究によってなされています。
実際に、熱帯医学専門の教授たちでさえ、下痢や腹痛で数日動けていなかったりしています。
「自分は大丈夫」との過信をせず、以下の情報やリンクを元に適切な対応を取ってください。
旅行前
この準備期間こそ最も大切。情報こそチカラです。
渡航国ごとの病気・必須ワクチン確認
特に問題なのは黄熱病や髄膜炎菌、マラリアなど。ワクチンを接種して、イエローカード(これは黄熱病ワクチンの接種証明書)等の接種歴証明書がないと、入国できないことがあります。
特にアフリカでは厳しく、持っていない場合は医務室に連れて行かれてその場でバンバン打たれることも。
他にも、インド等では黄熱病発生国経由で入国する場合はイエローカードの提示を求められる場合があるなど、注意が必要です。
また、髄膜炎菌のワクチンは、欧米に留学する学生にとっては接種が必須となっています。
各自、渡航国の情報を確認してください。
ワクチン接種
黄熱病など、接種を受けられる場所が限られているワクチンがあったり、ほぼ全ての予防接種で予約が必要なことに留意して下さい。
複数回接種が必要な予防接種(A・B型肝炎、狂犬病、日本脳炎等)や、接種後4週間以上の間隔が必要な生ワクチン(BCGなど)があるため、スケジューリングに注意し、できるだけ早くからトラベルクリニック等で接種相談を行って下さい。
病気予防物品の準備
マラリア対策なら虫除けスプレー(ディート、30%程度の濃度があるものをオススメします)、蚊取り線香を持っていきましょう。
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また、旅行者下痢症の治療薬、解熱鎮痛薬をはじめとして、絆創膏や湿布薬、コンドーム等の所持をおすすめします。
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保険の加入・実際に病気になった時の対応把握
先進国への短期旅行の場合はクレジットカードの付帯保険でも大丈夫かもしれませんが、アメリカをはじめとする海外の医療費は高額です。
また、アフリカなど途上国で病気や外傷を負った場合、ヘリコプター等での救急搬送が必要になる場合もあり、とても自費やカードの付帯保険では賄えません。
クレジットカードとは別途、保険への加入を強くおすすめするとともに、その保険の担保内容の確認、具体的な治療の受け方の確認を忘れずに行って下さい。
旅行中
虫刺され
マラリア(アフリカ、東南アジアの森林地帯)や日本脳炎(東南アジアで豚を飼っている農村地帯)には十分注意して下さい。
アフリカなどのホテルでは蚊帳はあるものの、破れていたり隙間から蚊が入ってきてしまいます。蚊取り線香や虫除けスプレー(ディート配合)を活用しましょう。
食中毒
特に途上国では生水を飲まないようにするとともに、生野菜や生卵は避け、加熱済み食品だけを食べましょう。アフリカでは、ホテルの生野菜でも油断できません。日本から缶詰やレトルト食品を持っていくのもありです。(登山用品店などで購入できる)
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分別のある行動
HIVなどの性感染症には注意しましょう。粘膜接触は避けましょう。
外傷への対策
冒険旅行など、けがをする恐れのある人は破傷風に注意しましょう。
また、狂犬病にも留意してください。発症したらほぼ100%死にます。流行地域で滞在地近くに医療機関がない人や動物研究員等は必ず予防接種をして下さい。
河川や湖など水に触れる際の注意
住血吸虫に気をつけてください。日本では撲滅されましたが、慢性疾患を引き起こす、世界で2番目に社会的影響の強い寄生虫です。(1位はマラリア)
特にアフリカでは気をつけてください。ヴィクトリア湖などではうじゃじゃ生息しているのに、現地人は上裸で入っていって魚をとっていますが真似をしたらダメです。
旅行後
帰国後の留意期間
2週間は健康状態に留意してください。
発疹や発熱がある場合、麻疹の疑いがあります。電話でかかりつけ医に相談し、判断を仰ぎましょう。
リスクある行動をした場合の自己把握
中東に行ってヒトコブラクダと関わった人はMERSに、コンゴ民主共和国へ行ったりした人はエボラ出血熱に注意するなど、各地域特有の病気については把握するようにしてください。
また、性交渉等行ってしまった場合は、各性感染症の潜伏期間や初期症状を把握するとともに、帰国後の性交渉についても各々考えて行動してください。