[トラごんの旅行医学]東アフリカの旅行で注意すべき病気・水道水・予防接種情報(エチオピア 、ケニア、タンザニアetc)

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Wikipediaより引用

こんにちは、トラごんです。

今回はエジプトを除くアフリカ東部(スーダン南スーダンエリトリアエチオピア ・ジプチ・ソマリアケニアウガンダルワンダブルンジタンザニアマラウイザンビアジンバブエモザンビークマダガスカル)で注意すべき病気を紹介します。

 

東アフリカは、ケニアタンザニアに動物を見にいったり、エチオピア 航空でアディスアベバでストップオーバーをするときなどに訪れる、とても魅力ある地域です。

 

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エチオピアビール。おじいちゃんと。

ただアフリカは衛生状態が悪いところも多く、長期滞在になりやすい渡航先なので、一層の注意が必要です。

医療機関が不十分である地域が多く、万が一の場合は治療費はもとより、ヘリコプター等で病院まで行くことも予想され、その場合は数千万円の費用がかかります。

ぜひ、クレジットカードの付帯保険とは別に、海外保険への加入を強く強く、お勧めします。

 

はじめに総括として注意すべき感染症をまとめておきます。

腸炎(細菌性・ウイルス性・寄生虫性等)

・黄熱

マラリア

・ハエやブユといった吸血昆虫による原虫感染症(アフリカ睡眠病・リーシュマニア・オンコセルカ等)

・河川や湖沼における住血吸虫症(皮膚から感染)

 

特に、マラリアの流行地域か、黄熱のリスクがあるかは第一にチェックしてください。(以下の記事参照)

 

なお、この記事は厚生労働省等のHPを参考にしています。

www.forth.go.jp

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エチオピア航空

黄熱病

アフリカに行くなら、黄熱病をまず知っておいてください。

主にネッタイシマカという蚊が媒介する病気で、致死率は20%にものぼります。治療法はまだなく、対処療法なので、ワクチンを接種することが大事になります。ちなみに、ワクチン接種が可能な場所は限られており、予約が必要です。詳しくは以下の厚生労働省のリンクをご覧ください。

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ワクチン接種が推奨されている地域

出典:

WHO | Archive of yellow fever maps

発熱や頭痛で始まり、軽症だと1-3日で回復しますが、重症だと黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)・出血傾向・蛋白尿などの症状が現れます。

ワクチンを接種して、イエローカードという接種歴証明書がないと、入国できないことがあります。持っていない場合は医務室に連れて行かれてその場でバンバン打たれることも。

他にも、インド等では黄熱病発生国経由で入国する場合はイエローカードの提示を求められる場合があるなど、注意が必要です。

詳しくは以下のリンク等で確認してください。

www.forth.go.jp

マラリア

アフリカ、オセアニア、東南・南アジア(農村地中心)が主感染地域。媒介するマラリア蚊は夜間に活動するため、夜間外出を控えたり、蚊帳を使用することが大事。ただ、蚊帳は破れていたりすることも多いので注意。長袖長ズボンの着用、ディート(濃度30を推奨)などの虫除けで対処しましょう。

予防薬(メフロキン等)があり、トラベルクリニック等で購入できますが、継続的な服用が必要です。また、旅行先がへんぴな際は、医療機関によって治療薬を処方してもらうこともできます。マラリア原虫の種類にもよりますが、周期的な高熱が主症状。悪寒、冷汗、頭痛、筋肉痛、意識障害などの症状も。渡航中、あるいは帰国後2週間以内(一週間後が多い)に高熱が出た場合は即刻医療機関を受診してください。遅れると重症化したり慢性化します。(特に熱帯熱マラリアの場合は一刻を争います)治療は、アルテミシニン併用療法を行います。

 

渡航先が危険かどうかはこのリンクで確認できます。

http://www.jrc.or.jp/donation/H30_mararia.pdf

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318万年前の人体化石「ルーシー」atエチオピア国立博物館

アフリカ東部全域で注意すべき病気

食中毒・旅行者下痢症

(細菌性赤痢A型肝炎:予防接種推奨、腸チフスサルモネラカンピロバクター感染症コレラアメーバ赤痢ジアルジア症ランブル鞭毛虫症]など)

アフリカは基本的に気温が高く、また衛生状態もよくないので、食中毒がたびたび発生しています。食品がしっかりと加熱されているか確認してください。

エチオピアでは生肉を食べ習慣がありますが、サナダムシなど様々な病気にかかる恐れがありますのでやめてください。

 

デング熱

東南アジア等からの帰国者が年200人ほどかかっていいます。ネッタイシマカヒトスジシマカによって媒介され、ヒトからヒトへの感染はなく、感染者を吸血した蚊が他のヒトを吸血することによってうつります。

2~7日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、後眼部痛、筋肉痛、背部痛などの症状がでて、その後発疹(点状出血班)が出現し、一週間程度すれば回復しますが、重症化すると血漿露出や出血傾向を示すようになるので注意です。まだワクチンはなく、輸液や解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)で治療します。

フィラリア

蚊(ハマダラカ、イエカ、ヤブカなど)が媒介し、糸状線虫という寄生虫によってかかる病気です。ワクチンや予防薬はなく、蚊に刺されないようにすることが大切です。

急性期は悪寒や戦慄を伴う発熱を起こしたりしますが、症状は出にくいため、ほとんどの人は気づきません。重症化するとリンパに異常をきたし、リンパ浮腫を生じたりします。駆虫薬(ジエチルカルバマジンなど)や、場合によって摘出手術で治療します。

チクングニア熱

ネッタイシマカヒトスジシマカという蚊が媒介します。予防薬やワクチンはなく、虫除けが唯一の予防法です。肌を露出する格好は避け、昆虫忌避剤を使用しましょう。治療法はなく、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)で対応します。(対処療法)

数日~一週間前後の潜伏期間を経た後、発熱、関節炎・痛(特に四肢対称性)、発疹(約8割の頻度)等が起きます。他に、結膜炎や神経系の症状、あるいは出血傾向を示すこともあります。

アフリカ睡眠病(トリパノソーマ)

トリパノソーマという寄生虫によって引き起こされ、ツェツェバエが媒介します。予防薬、ワクチンはないので、刺されないように虫除け対策をすることが大切です。

発熱、頭痛、筋肉痛などの症状の後、眠気や激しい頭痛、錯乱、歩行困難といった神経症状が現れます。死亡率は高く、治療しなければ数ヵ月から数年で死亡します。抗トリパノソーマ薬で治療します。

リーシュマニア

媒介するサンチョウバエは夜間に活動するため、夜間外出は控えるようにして下さい。また、蚊の1/3ほどの大きさなので、通常よりも網目の小さい蚊帳を使うとともに、虫除け(ディート配合)を蚊帳、カーテン、シーツ等にも散布して下さい。また、このサンチョウバエは自らは飛べず、風に乗って移動するので、二階以上の部屋に滞在するのも対策の1つです。

リーシュマニア症は皮膚、粘膜皮膚、内蔵と3つのタイプがありますが、エチオピアでは鼻、口、咽頭の粘膜が破壊される皮膚粘膜リーシュマニアが特徴的です。他のアフリカ東部諸国では、不規則な発熱や体重減少、肝脾腫、貧血等を特徴とする内臓リーシュマニアが特徴的です。

 

オンコセルカ[河川盲目症](特にアフリカ中央部)

回旋糸状虫という寄生虫によってかかり、ブユによって媒介されます。ワクチンや予防薬はなく、ブユが多い場所を避けて宿泊し、虫除け対策を講じてください。この病気は減少の一途をたどっており、2025年までには撲滅できるとの報告もありますが、それまでは注意してください。

激しい痒みや発疹、丘疹が主症状ですが、重症化すると失明を引き起こしたりします。駆虫薬(イベルメクチン)や摘出術で治療します。

住血吸虫症

河川や湖沼といった淡水中にいる住血吸虫によってかかります。予防薬やワクチンはなく、流行地域で河川や湖沼に入らないことが大切です。(現地の人は漁などで入っていますが真似したらだめです。)どうしても入らなければならない時はゴム手袋やゴム長靴を着用してください。プールや海へは入っても大丈夫です。お風呂用の水は沸騰させたり、1-2日あけて使用してください。

住血吸虫の種類によって症状は異なりますが、ビルハルツ住血吸虫症だと、痒みを伴った皮膚炎を起こしたり(ないときもある)、頻尿や血尿が急性期にみられます。マンソン住血吸虫だと、4週間以上の潜伏期間を経て、発熱[片山熱]、じんましん、下痢、肝臓や脾臓の腫れ、せきなどの急性期症状がみられます。治療はプラジカンテルを用います。

ブルセラ症

ブルセラ菌に汚染された乳製品が感染源です。安全性に注意してください。

ブルセラ菌に汚染された生乳や乳製品(自家製チーズ等)の摂取により感染が起こっています。安全性の確認されているものを食べましょう。主な特徴は不明熱で、午後~夕方に発熱し、朝には解熱・発汗という間欠熱が一時的な軽快を伴いながら繰り返します。ヒト用ワクチンは実用化されていません。治療は、ドキシサイクリン+ゲンタマイシンorリファンピシン、もしくはドキシサイクリン+ゲンタマイシン+リファンピシンの2剤/3剤併用療法で行います。 

炭疽

炭疽にかかった、もしくは炭疽で死亡した動物に触れることで感染します。ワクチンはありますが、副作用が大きいため通常は用いません。流行地域では動物に触らず、食肉も屠殺時に安全だったもののみを食べてください。

経皮感染の皮膚炭疽(痒みや丘疹などの症状)、経口感染の腸炭疽(嘔吐や発熱の後、腹痛や下痢)、吸入感染の肺炭疽(発熱、咳、呼吸困難、嘔吐等)に分けられます。抗生剤で治療します。

 

蠅蛆病

ハエの幼虫に寄生されてかかります。夏場、成虫もハエにウジを産み付けられないよう、手で追い払ってください。眼に産みつけられたら最悪失明します。治療薬はありません。サングラスを着用するのも手です。

万が一産卵されたら手でこすらずに水で洗い、すぐに病院にいきましょう。

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モカコーヒーinアディスアベバ

赤道周辺国で注意すべき病気

コレラ

現在のコレラは発症しても軽症の軟便や水っぽい下痢で終わることが多いが、大量の米のとぎ汁のような水様便や嘔吐を繰り返して、著しい脱水(排尿がない、舌の乾燥、欲や気力のないような顔など)や重症状をきたすことがあります。高齢者や胃の切除をした人は注意です。治療は抗生剤や輸液・水分補給を中心に行います。

生の食品は避け、高リスク者は輸入ワクチンを打つことも視野にいれましょう。

髄膜炎菌性髄膜炎

乾季(12ー6月)に多いです。治療しなければ確実に死に至る病気です。流行地域に行く人はワクチンを打ちましょう。ヒトからヒトへ飛沫感染を起こします。

高熱、出血班、関節炎といった症状の後、髄膜炎に発展します。激症型の場合突然発症し、ショックに陥ります。

 

マダガスカルで注意すべき病気

ペストに気をつけてください。必要ならワクチンの追加接種も検討してください。

有効な治療薬はなく、ワクチンによって予防することが最も重要です。日本人はほぼ乳児期に予防接種を受けていますが、昭和40-42年生まれの人、4種混合ワクチンの定期接種を終えていない人、4週間以上の長期滞在者、これまでに一度もワクチン接種を受けていない人はOPV(生ワクチン)投与を受けることをお勧めします。

90%以上は不顕性感染(感染しても症状が出ない)、約5%が不全型(かぜのような症状)、約1%が非麻酔型(不全型の症状+無菌性髄膜炎を呈するが麻痺はない)、約0.1%が麻酔型(1-2日の風邪症状後、解熱前後に四肢に弛緩性麻痺が現れる。最も重篤で5割の患者に永続的後遺症が残る。)です。

キリマンジャロ登山で注意すべき病気

高山病に気をつけてください。一気に標高をあげるのではなく、徐々に体を慣らしていってください。

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三位一体教会inアディスアベバ

水道水情報

飲用できません。ミネラルウォーターを購入して下さい。

水質が悪く、メジナ虫(足の皮膚に寄生して潰瘍を形成します。数は減少していて、根絶間近ではあります。1メートルに及ぶこともあります。)がいることがあります。