[トラごんの旅行医学]エジプトで注意すべき病気

こんにちは、トラごんです。

今日はアフリカのエジプトで注意すべき病気を紹介します。

ピラミッドやツタンカーメンなど、魅力的な観光地がたくさんありますが、

くれぐれも病気に注意してください。

 

また、医療機関が不十分である地域もあり、万が一の場合は治療費はもとより、ヘリコプター等で病院まで行くことも予想され、その場合は数千万円の費用がかかります。

ぜひ、クレジットカードの付帯保険とは別に、海外保険への加入を強く強く、お勧めします。

 

 食中毒

(細菌性赤痢A型肝炎、腸チフスサルモネラカンピロバクター感染症コレラアメーバ赤痢ジアルジア症ランブル鞭毛虫症]など)

アフリカは基本的に気温が高く、また衛生状態もよくないので、食中毒がたびたび発生しています。食品がしっかりと加熱されているか確認してください。

ブルセラ症(特に地中海沿岸地域)

ブルセラ菌に汚染された乳製品が感染源です。安全性に注意してください。

ブルセラ菌に汚染された生乳や乳製品(自家製チーズ等)の摂取により感染が起こっています。安全性の確認されているものを食べましょう。主な特徴は不明熱で、午後~夕方に発熱し、朝には解熱・発汗という間欠熱が一時的な軽快を伴いながら繰り返します。ヒト用ワクチンは実用化されていません。治療は、ドキシサイクリン+ゲンタマイシンorリファンピシン、もしくはドキシサイクリン+ゲンタマイシン+リファンピシンの2剤/3剤併用療法で行います。 

エストナイル熱

主にイエカが媒介します。治療法や予防薬はなく、治療は対処療法です。肌を露出する格好は避け、昆虫忌避剤を使用することが大事です。

8割は不顕性感染(症状が出ない)ですが、発症すると、発熱、頭痛、背部痛、筋肉痛、筋力低下、食欲不振がみられます。また、半数程度の頻度で皮膚発疹がみられます。特に高齢者は重症化しやすいので注意です。

住血吸虫症

河川や湖沼といった淡水中にいる住血吸虫によってかかります。予防薬やワクチンはなく、ナイル川などの河川や湖沼に入らないことが大切です。(現地の人は漁などで入っていますが真似したらだめです。)どうしても入らなければならない時はゴム手袋やゴム長靴を着用してください。プールや海へは入っても大丈夫です。お風呂用の水は沸騰させたり、1-2日あけて使用してください。

住血吸虫の種類によって症状は異なりますが、ビルハルツ住血吸虫症だと、痒みを伴った皮膚炎を起こしたり(ないときもある)、頻尿や血尿が急性期にみられます。マンソン住血吸虫だと、4週間以上の潜伏期間を経て、発熱[片山熱]、じんましん、下痢、肝臓や脾臓の腫れ、せきなどの急性期症状がみられます。治療はプラジカンテルを用います。

狂犬病

発症したらほぼ100%死にます。流行地域(イヌだけでなくサル等のあらゆる哺乳類が感染し得る)で滞在地近くに医療機関がない人や動物研究員等は必ず予防接種をして下さい。

ただ、ワクチンは高く、イヌは普通ヒトを噛もうとしてきませんので、各自リスクマネジメントをお願いします。

水道水情報

他のアフリカ諸国よりは安全ですが、水道管が老朽化していることがあったり、日本のとは違う硬水となっているため、ミネラルウォーターの飲用をお勧めします。