[トラごんの旅行医学]タイで注意すべき病気・予防接種・水道水情報

こんにちは、トラごんです。

今日はタイで注意してほしい病気や、予防接種、水道水の飲用についての情報です。

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ワット プラタート・ドーイステープinチェンマイ

 

結論を言えば、普通の短期観光であれば予防接種は不要、水道水は飲めません。

 

ただ、地方農村地帯に行く人(特にミャンマーカンボジアとの国境森林地帯)や長期旅行者などは状況が変わってきます。

 

また、バンコクの病院・医療水準は高いですが、治療費は高いです。クレジットカードの付帯保険とは別途、海外保険に入ることをお勧めします。

 

いずれにせよ、一度、この記事に目を通してください。

 

なお、この記事は厚生労働省等のHPを参考にしています。

www.forth.go.jp

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サンクチュアリ・オブ・トゥルースinパタヤ

タイ全域で注意すべき病気

食中毒・旅行者下痢症

これは日本でも同じです。生モノには注意し、加熱されたものを食べるようにしましょう。

また、食器等が汚れている場合もあります。

急性下痢症が最も多いです。腸チフスの場合、階段状の発熱の後に稽留熱(1日の間に体温が1度以上変化)が続き、脈は遅く、ばら疹(バラのような発疹)や肝脾腫がでます。(薬はニューキノロン系)

デング熱

東南アジア等からの帰国者が年200人ほどかかっており、近年増加傾向にあります。特に、雨季の9〜11月は注意。ネッタイシマカヒトスジシマカによって媒介されますが、この蚊は都市部にもおり、昼間活動するので注意。ヒトからヒトへの感染はなく、感染者を吸血した蚊が他のヒトを吸血することによってうつります。

ワクチン、特効薬はありません。虫除け対策を施してください。具体的には、虫除けスプレーを使ったり(日除け止めは先に塗ってください。汗をかいたら拭いた後またスプレーしてください。)、上級ホテル以外の場合は、隙間から蚊が入っていたり水がたまっていないか確認し、蚊を確認したら蚊取り線香やベープ等を使用してください。

2~7日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、後眼部痛、筋肉痛、背部痛などの症状がでて、その後発疹(点状出血班)が出現し、一週間程度すれば回復しますが、重症化すると血漿露出や出血傾向を示すようになるので注意です。輸液や解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンバファリンなどのアスピリン系はNG。)で治療します。

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チクングニア熱

ネッタイシマカヒトスジシマカという蚊が媒介します。予防薬やワクチンはなく、虫除けが唯一の予防法です。肌を露出する格好は避け、昆虫忌避剤を使用しましょう。治療法はなく、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)で対応します。(対処療法)

数日~一週間前後の潜伏期間を経た後、発熱、関節炎・痛(特に四肢対称性)、発疹(約8割の頻度)等が起きます。他に、結膜炎や神経系の症状、あるいは出血傾向を示すこともあります。

狂犬病

発症したらほぼ100%死にます。流行地域(イヌだけでなくサル等のあらゆる哺乳類が感染し得る)で滞在地近くに医療機関がない人や動物研究員等は必ず予防接種をして下さい。パタヤ等の都市部でも野良犬はよくみかけます。

ただ、ワクチンは高く、イヌは普通ヒトを噛もうとしてきませんので、各自リスクマネジメントをお願いします。

傷口や粘膜を舐められたり、噛まれたりしたら、傷口を流水と石鹸で洗い、消毒した後、直ちに病院を受診してください。ワクチン接種で治療していきます。詳しくは以下のリンク等を参考にしてください。

 

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ハナコーンタワーinバンコク

一部地域で注意すべき病気

マラリア(農村・森林地帯。特にミャンマーカンボジアとの国境地帯)

マラリアを媒介するハマダラカは、都市部(バンコクチェンマイパタヤなど)やリゾート(プーケットなど)にはいませんので、通常は気にしなくて大丈夫です。

ただ、森林・農村地帯では注意が必要です。近年、ミャンマーカンボジアとの国境付近では特に、薬剤耐性を持つマラリア原虫が報告されています。この地域に行く方で、特に病気対策の指示等を受けていない人は、予防薬もありますので、トラベルクリニック等で相談するのが賢明です。

感染危険地域では夜間外出を控えたり(ハマダラカは夜間に活動するため)、蚊帳を使用することが大事。ただ、ホテルには隙間がよくあり、空調設備も悪いので注意。長袖長ズボンの着用、ディート(濃度30を推奨)などの虫除けで対処しましょう。

マラリア原虫の種類にもよりますが、周期的な高熱が主症状。悪寒、冷汗、頭痛、筋肉痛、意識障害などの症状も。渡航中、あるいは帰国後2週間以内(一週間後が多い)に高熱が出た場合は即刻医療機関を受診してください。遅れると重症化したり慢性化します。(特に熱帯熱マラリアの場合は一刻を争います)治療は、アルテミシニン併用療法を行います。最近は薬剤抵抗性のものも出ており、尚更の注意が必要です。

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メークローン鉄道市場atバンコク近郊

推奨予防接種

予防接種は自由診療となるため、万単位のお金がかかります。病気のリスクを理解した上で、「受けない」というのもアリだと思います。特に短期旅行で都市部(バンコクチェンマイパタヤなど)やリゾート(プーケットなど)が目的地の場合は一般的には必要ありません。

A型肝炎

特に衛生状態が悪く、飲料水が汚染されている地域ではワクチン接種(2回)をお勧めします。

便から人の手を介して食物に付いたウイルスが体内に入ることで感染します(糞口感染)。潜伏期間の後、インフルエンザのような症状、そして黄疸が出ます。小児よりも成人で症状が出やすく、特に中年の人は注意が必要です。(高齢の人は免疫がある場合が多いですが、重症化しやすいのは間違いないです。)

ただ、慢性化はあまりしないので、普通の旅行の場合は接種するかは迷いますね。心配な場合は、トラベルクリニック等で相談してみてください。

B型肝炎

感染リスクが高い地域(以下のリンク参照)で性交渉を行う場合は注意が必要です。正しくコンドームを使用し、不特定多数の人との性交渉は避けましょう。

風邪のような症状や黄疸等が症状で、慢性化した場合は抗ウイルス剤で治療します。

FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|B型肝炎

破傷風

一般の観光旅行ではそこまで問題ではありませんが、特に冒険旅行をする人は予防接種を検討しましょう。傷口から菌が入り、血清や抗体投与といった治療が遅れると死亡することがあります。一番の予防策は予防注射です。10年以上前に接種した人は追加接種をお勧めします。

狂犬病

上記情報に注意し、心配な人や動物研究員は予防接種を検討してください。

日本脳炎

コガタアカイエカという蚊によって、ブタからヒトにうつります。雨季に、農村・特に水田地帯で多く発生します。ブタが多く飼育されているところへ行く場合は虫除けスプレーや蚊取り線香等で対策を心がけてください。

刺されても発症することはあまりないですが、重症化した時の死亡率は50%、生存しても30~50%の人に後遺症が残ります。対処療法しかなく、予防接種の効果も4年ほどです。アジアの農村地域に長期滞在する方は追加接種を検討してください。

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カオソーイatチェンマイ空港

水道水情報

飲めません。ミネラルウォーターを飲用するか、煮沸してください。下痢などを起こすことがあります。