こんにちは、トラごんです。
今回は台湾で注意してほしい病気や推予防接種、水道水の情報をお伝えします。
台湾では医療機関も比較的発達しており、日本語が通じるところもありますが、熱帯特有のデング熱や食中毒には気をつけ、水道水は飲まないようにしましょう。
なお、この記事は厚生労働省等のHPを参考にしております。
台湾で注意すべき病気
食中毒・旅行者下痢症
特に夏場、屋台の食べ物には注意してください。蠅がたかっているものは避けましょう。細菌性の場合は細菌性赤痢等、ウイルス性の場合はA型肝炎等の感染症が考えられます。
デング熱
18年は北部の新北市で、19年は南部の高雄で多く発生しました。特に雨の多い3月〜11月は注意。ネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されますが、この蚊は都市部にもおり、昼間活動するので注意。ヒトからヒトへの感染はなく、感染者を吸血した蚊が他のヒトを吸血することによってうつります。
ワクチン、特効薬はありません。虫除け対策を施してください。具体的には、虫除けスプレーを使ったり(日除け止めは先に塗ってください。汗をかいたら拭いた後またスプレーしてください。)、上級ホテル以外の場合は、隙間から蚊が入っていたり水がたまっていないか確認し、蚊を確認したら蚊取り線香やベープ等を使用してください。
2~7日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、後眼部痛、筋肉痛、背部痛などの症状がでて、その後発疹(点状出血班)が出現し、一週間程度すれば回復しますが、重症化すると血漿露出や出血傾向を示すようになるので注意です。輸液や解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン。バファリンなどのアスピリン系はNG。)で治療します。
日本脳炎(あまり見られない)
コガタアカイエカという蚊によって、ブタからヒトにうつります。蚊の活動性が高い夏に、水田地帯で多く発生します。ブタが多く飼育されているところへ行く場合は虫除けスプレーや蚊取り線香等で対策を心がけてください。
刺されても発症することはあまりないですが、重症化した時の死亡率は50%、生存しても30~50%の人に後遺症が残ります。対処療法しかなく、予防接種の効果も4年ほどです。アジアの農村地域に行く方は追加接種を検討してください。
推奨予防接種(一般的な都市部への短期旅行では
A型肝炎
特に衛生状態が悪く、飲料水が汚染されている地域ではワクチン接種(2回)をお勧めします。
便から人の手を介して食物に付いたウイルスが体内に入ることで感染します(糞口感染)。潜伏期間の後、インフルエンザのような症状、そして黄疸が出ます。小児よりも成人で症状が出やすく、特に中年の人は注意が必要です。(高齢の人は免疫がある場合が多いですが、重症化しやすいのは間違いないです。)
ただ、慢性化はあまりしないので、普通の旅行の場合は接種するかは迷いますね。心配な場合は、トラベルクリニック等で相談してみてください。
B型肝炎
感染リスクが高い地域(以下のリンク参照)で性交渉を行う場合は注意が必要です。正しくコンドームを使用し、不特定多数の人との性交渉は避けましょう。
風邪のような症状や黄疸等が症状で、慢性化した場合は抗ウイルス剤で治療します。
破傷風
一般の観光旅行ではそこまで問題ではありませんが、特に冒険旅行をする人は予防接種を検討しましょう。傷口から菌が入り、血清や抗体投与といった治療が遅れると死亡することがあります。一番の予防策は予防注射です。10年以上前に接種した人は追加接種をお勧めします。
日本脳炎
上記情報に注意し、特に農村地帯に長期滞在する場合は接種を検討してください。
水道水情報
飲めません。ミネラルウォーターを飲むようにしましょう。もしくは、煮沸して使用するか浄水器を用いましょう。
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