コロナが猛威を奮っていますが、
幸い日本ではまだそこまで死者は出ておりません。
(コロナで亡くなった方にはお悔やみを申し上げます)
その理由を紐解いてみると、
そこには日本独自の背景がありました。
それは、「CTの普及」です。
CT:Computed Tomography
とは、X線を用いて体の断面を見る検査です。
特に、新型コロナの場合、検査時に
CT検査で、肺の部分にすりがらす状の影があると重症化しやすいのですが、
この検査をコロナ疑い患者さんに対してバンバンできている。
そのため、陽性患者さんにすぐに入院してもらうことができる。
その理由なのが、日本の百万人あたりCT台数は100台越えで世界一位!!
アメリカは百万人あたりCT台数は50台いかないくらいなので、
単純計算で2倍以上!!
今マスコミ等は「PCR検査を増やせ」「抗体検査をしろ」と騒いでいますが、
実は、PCR検査や抗体検査には弱点があります。
PCR検査は感度が悪いのと、無症状が多いのがデメリット。
感度が悪いとは、検査で陽性と出ても、実際は陰性のときが多いということ。
また、無症状者の場合、検査をしてもちゃんと陽性と出ることが十分多くないのです。
ただ、他に検査する方法もありませんので、これをやるしかないです。
抗体検査の場合、今のところあまり精度が良くないのです。
特に初期段階では、中国から抗体を輸入して検査をしている病院もありましたが、
あまり精度が良くないので、PCR一本にしているところもあるようです。
今、精度を高めているところです。
これを見ると、日本は大丈夫なように思えますが、
検査台数も医療体制もいっぱいいっぱいの状態です。
おそらくコロナ収束は一年、学校再開は3ヶ月は先でしょうが、
医療体制が崩壊したらそれこそ日本は終わりです。
みなさんで乗り切っていきましょう。